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薬剤部長室

中村部長


このたび、平成 27 年 8 月 1 日付で琉球大学医学部附属病院薬剤部長に就任いたしました。私は薬剤師としての実務、薬の効果・副作用機序解明の研究、そして薬剤師を養成するための教育を実践してまいりました。琉大病院薬剤部においては、国立大学医学部附属病院の使命である臨床・研究・教育の3本柱をバランスよく行いたいと考えております。 
➀臨床: 琉大病院薬剤部では、患者さんの安全・安心な治療ために、調剤、製剤、医薬品管理、試験研究、医薬品情報の収集と伝達などいわゆるセントラルでの業務を確実に行うと同時に、患者さんに対する病棟薬剤管理指導業務を積極的に行っております。医療チームに積極的に参画し、必要に応じてフィジカルアセスメントを副作用モニタリングなどに使うことができる薬剤師養成を目指しております。災害時に制限された環境下においても柔軟な対応ができる薬の専門家としての薬剤師の養成にも努めたいと思っております。がん専門薬剤師などの専門・認定薬剤師の取得もサポートしていきたいと思っております。
➁研究: 琉大病院薬剤部では基礎と臨床、両方の研究に力を入れて行きたいと考えております。効果や副作用が薬物の血中濃度で予測できる薬物については積極的に治療薬物モニタリングを、遺伝子解析で予測できるものは SNPs などの薬物投与前(迅速)診断を推進いたします。また、その成果を学会発表や論文発表することで社会に貢献するとともに、薬剤師のやる気につなげていきたいと思っております。
➂教育: 沖縄県には残念ながら薬学部が存在せず、全国の都道府県の中では最も薬剤師が不足している県のひとつであります。琉大病院薬剤部では、患者さんに頼られる「顔が見える薬剤師」を育てるために、薬学部実務実習生を積極的に受け入れ、同時に若手薬剤師の教育も重点的に実施していきたいと考えております。また、何らかの理由で一時的に離職している薬剤師の先生が不安なく職場復帰できるようなサポート体制の充実も、沖縄県薬剤師会・沖縄県病院薬剤師会と連携して進めていきたいと考えております。
 この素晴らしい琉大病院で患者さんにより良い薬物療法を提供できるように、薬剤部一丸となって努力していきたいと思っておりますので、どうか皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
                                                      中村克徳